うには死んだら殻のトゲトゲがなくなるって知ってた?

ネタバレがあります。好きな映画はLEONと時をかける少女(アニメ)

10/7 「ジョーカー」を見た・改

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・ジョーカー

★★★★★

はじめに、この映画が上映禁止にならなくて本当によかった。

若者がこれに影響されてしまったらこの映画が日本の平和神話に対するアンチテーゼになりかねなかった…

さて、映画の内容だが

ひとことで言えば「悪者が生まれていく様」を描いた映画だった。

生まれてからずっと貧乏で、何も悪いことしてないのに仕事はクビになるし、今まで必死に介護してきた親は妄想性精神障害のヒス女だし、自分は養子だったし、上級国民に足蹴にされるしで… そんな境遇の中起こした殺人のせいでたまたま自分が革命家扱いなんてうけてしまったもんなら、もうその道を歩まざるを得ないよね

今まで自分の存在がわからなくなるくらいにカラカラだった承認欲求に同じ貧乏人の市民からの支持という酒を並々注がれているようなもんだ。

自分がそれに感化されるなんてことはないが、あの映画を見る誰もがジョーカーを支持したくなったと思う。

全世界の、権力の上にあぐらをかいている上級国民様方全員にこの映画を見て欲しい。それでどう思うんだろう。

この映画だけで弱者が淘汰される世界が変わるなんてことはないけど…そういうことを考える人は増えるかもしれない

まぁそれで行動を起こそうもんなら、ジョーカーよろしくただ笑われるだけだけど。

 

(10/8追記)

演出と演技について書きたくなったので追記します。

ホアキン・フェニックスのアーサー。最初は普通の貧乏人って感じだったけど、映画が進むにつれて狂気というか異常性を守っていたベールが少しずつ剥がれ落ちて行く感じがすごく良かった。中盤のアーサーの瞳(とくに妄想の中で彼女にしていた女性の宅に押し入るところ)は本当にドブ色に霞んでいたし、ウェインに会うシーンとかその後の母の過去を知るシーンとかの笑い声は全く「楽しさ」を感じられないものだった。「楽しさを感じさせない笑い声」を演技するのは本当に難しいと思うし、彼の怪演には本当に脱帽する。

でも母を殺したシーンあたりから彼の目には黒い光が点っていって、そこからのマレーを殺す直前の怒りを全て吐き出したような表情は本当に恐ろしく、そして殺した直後の歓喜に充ちたような表情は本当に嬉々としていた。

笑みを浮かべてタバコをふかしながらボコボコにされる警官を後目に地下鉄の駅から出ていくシーン、あそこはとにかく「ジョーカー」そのものだったと思う。かっこよかった。

中でもパトカーでの輸送中に暴動の様子を見て見せた笑顔。これが一番恐ろしく暗く、そして恐ろしく輝いていた。

 

そしてもう一つ推したいのがフランセス・コンロイのペニー。彼女の優しそうな顔は、最初こそ弱くて儚い年配女性を演出していたが、彼女の過去がわかってくるとその表情に潜む異常性もわかってくる。

最初のままの印象だったら、アーサーに殺されるシーンで「ひどい、可哀そう」だと思うかもしれないが、印象が変わりきったそのシーンで、少なくとも自分はただただ「空虚だった」と思った。彼女の全てを受け入れるような瞳は、本当はただ空っぽの瞳だったと言えよう。

 

物語冒頭に絶望にくれながら上がっていった帰路にある階段。この階段を使った演出がとてもすごくて、物語中に何度かでてきたが最後に出てきたのがマレーの番組出演に出向く時。この時のアーサーは既にジョーカーの格好をしていて、直前にクビになった原因の元同僚を殺したにもかかわらず満面の笑みで踊りながら階段を下っていった。

彼はクソみたいに荒れたこの世の中で、笑顔で喜びながら階段を下っていくのだ。

 

そして度々映っていた「鏡」これは大きく3つに分けたいのだが、まず1つ目はピエロの派遣会社(?)でメイクをしているときの鏡。これがノーマルの状態で、少し小汚いがメイクはできる、つまり最低限のことはこなせるという最初のアーサーのような鏡だった。

次に、証券マン3人を殺した後に駆け込んだ荒屋のくすんだ鏡。これはとても汚かったが、確実に踊るアーサーのことを映していた。暗闇と中に確実に「ジョーカー」が存在しているという証明のような鏡。

そして、マレーの番組の控え室の鏡。ここには「Put on a face」とかかれた鏡と、そのまわりの照明が「ジョーカー」をしっかりと映していた。ジョーカーの中に介在している「何事にも笑顔が大事」という考えと、これから社会に本物のジョーカーが映し出されるという未来を克明に照らしていたと思う。

 

あと、「タイムカードを打つ」っていう狂ったジョークと、「Don't forget smile(笑顔を忘れずに)」の「forget」を消して「Don't smile(笑うな)」にしたところ、めちゃめちゃ好きでした。

 

とにかく、すごくいい映画でした。アカデミー賞取れると思うよ(小並感)

最後に

「おやすみ、これが人生」

9/11 「エスター」を見た

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エスター

★★★★☆

身近な恐怖の代表格。

完全に騙された。絶対9歳だと思ってた。

伏線の回収がとても鮮やかでした。

なんとも形容しがたい美しさがあった。

ブルーライトの演出がすごく好きだった。

あと、主人公サイド以外の登場人物にめちゃイライラしてました。

8/7 「トイ・ストーリー4」を見た

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トイ・ストーリー4

★★★★☆

あんまり続編作りすぎると面白くなくなる感じあるけど、これは面白かったです

前作の3のロッツォみたいに、悪役はいるんだけどその子も最終的に救われたのでよかった

終わり方はびっくりしたねーーーーでもあれはあれで良し

もうウッディも古いおもちゃだもんね…

もう続編はいらんで

8/7 「天気の子」を見た

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・天気の子

★★★☆☆

まぁまぁ面白かったです

絵が綺麗で音楽効果もすごい良かったんだけど、主人公めっちゃ悪いことしてるし……

「会わせてくれよ!!!」みたいな事言ってたけど、周りからしたら「いや知らんし…」って感じでしょ

それに自分が会いたいからって東京を万年大雨の地にしていいと思ってるのか?

その辺は納得いきませんでした

主人公の語り部分は感情めちゃこもってて良かったで

あ、あと凪くんくそかわいかった

あ、あとあと瀧くんと三葉がでてきたのびっくりした

7/19 「バタフライ・エフェクト」を見た

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バタフライ・エフェクト

★★★★★

すごく面白かった。

タイムリープものなのにめちゃくちゃわかりやすいのってすごくない?全然混同しなかった。

終わり方もすごく切なくかったけど、エヴァン(主人公)…お前ってやつは……

毎秒怒涛の展開続きで全く飽きませんでした。

映画好きなら絶対見ておかなきゃいけない作品だなこれは…

7/15 「イット・フォローズ」を見た

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・イット・フォローズ

★★★★☆

今までにないようなホラー映画だった

雰囲気というか作風ががホラー映画とは違う、なにか新しいジャンルを感じさせた。

たとえば「チャイルド・プレイ」に登場するチャッキー。これに関しては何者(殺人鬼の魂の移った人形)で、行動心理(アンディの体を奪う)はなんなのか、対処法(普通に、物理的に倒せる)はどのようなものか。ということがわかっている。それでも十分怖いのだが、この映画に登場する所謂「それ」に関しては何者なのかも、行動心理も、対処法もわからないのだ。

単純な呪いなのか、化け物の類いなのか、はたまた精神的な症状なのか…… どれにも当てはまる気はするが、どれでもないような気もする。それが「それ」だ。

結局最後も「それ」がどうなったのかは明らかになっていない。

謎の多い作品だが、どことなく惹き込まれる。そんな映画だった。

 

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好きなキャラを贔屓目で見ている節があるのであくまで個人的です